進行を遅らせる治療を知る
薬による治療
家族に認知症の疑いがある場合は、できるだけ早く医療機関で検査を受けましょう。
認知症と診断された場合、現在の医療では完治は難しいものの、症状の進行を抑えるための治療が行われます。
放置すると症状が悪化し、日常生活が困難になる可能性が高まるため、治療を受けることは非常に重要です。
治療ではコリンエステラーゼ阻害薬が使われることが多く、神経細胞同士の情報伝達に関わる物質の減少を抑える働きがあります。
またNMDA受容体拮抗薬は、神経の過剰な興奮を抑える目的で使用されます。
これらの薬は症状や進行度に応じて使い分けられ、生活機能の維持を目指します。
事前に備える
いざ認知症の疑いが生じた時に慌てないためには、事前の準備が欠かせません。
あらかじめ認知症に詳しい医師が在籍する医療機関を調べておくことで、異変に気づいた際すぐに受診できます。
発症してから病院探しを始めると時間がかかり、その間に症状が進行する恐れがあります。
また経験の少ない医師による誤った診断や不適切な対応を避けるためにも、実績のある医療機関を選ぶことが重要です。
認知症患者の診療経験が豊富で、家族への説明が丁寧な医師であれば、安心して治療を任せられます。
事前に情報を集め、備えておくことが家族全体の負担軽減につながります。