認知症に備えて正しい知識を身につける

認知症への理解を深める

病名ではない

認知症という言葉は非常に有名ですが、実は特定の病名を指しているわけではありません。
脳の病気や障害が原因となり、記憶力や判断力、理解力などの脳機能が低下した状態を総称して認知症と呼んでいます。
代表的なものとして多くの人が思い浮かべるのがアルツハイマー病で、これはアルツハイマー型認知症と呼ばれます。
しかし認知症には他にも種類があり、脳梗塞などによる血管障害が原因の場合は血管性認知症と診断されます。
またレビー小体という特殊なタンパク質が関係するレビー小体型認知症も存在します。
種類によって症状や進行の仕方、治療の方針が異なるため、家族に認知症の疑いがある場合は、どのタイプに該当するのか医師による詳しい診断を受けることが重要です。

主な症状

認知症の主な症状としてよく知られているのが、少し前の出来事を忘れてしまう記憶障害です。
さらに簡単な計算ができなくなる、日付や時間の感覚が曖昧になる、慣れていた家事や仕事ができなくなるといった変化も見られます。
また感情をコントロールできず怒りっぽくなったり、不安や抑うつ状態になったりするケースもあるため、性格の変化にも注意が必要です。
多くの患者は高齢者ですが、すべてが高齢者というわけではありません。
30代や40代で発症する若年性認知症も存在します。
年齢に関係なく発症する可能性があることを理解し、若い世代でも違和感を放置しない姿勢が大切です。